事例 妹の遺産の遺産分割協議書の作成
※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。
事例 妹の遺産の遺産分割協議書の作成
状況
被相続人 | 87歳で死亡(女性Aさん) 遺産:預貯金約4500万円 |
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相続人 | 姉(Bさん)、姪1名、甥4名 |
相談者 | 姉Bさんの子ども |
相談の経過
Aさんが亡くなり、BさんらはAさんの遺産を相続しました。
しかし、Bさんは、体が不自由であり、介護施設に入所していました。そこで、Bさんの子どもさんがBさんに代わって事務所に相談に訪れ、遺産分割協議書の作成を依頼しました。
弁護士の関わり
Bさんが入所されている施設に面談に行き、遺産分割協議書作成の依頼を受けました。
弁護士は、相続人や遺産を調査し、法定相続分に従った遺産分割協議書を作成し、相続人に署名してもらいました。
その後、遺産分割協議書の内容どおり、金融機関から払出しを受け、各相続人に送金しました。
結果、Bさんは、遺産の半分である2250万円を取得できました。
補足説明
相続が発生すると、金融機関は、遺産分割協議書等を示さなければ引き出しに応じません。
また、後々トラブルにならないように、相続人の範囲や遺産の内容をきちんと調査し、遺産分割協議書を作成しておくことが必要です。
解決事例一覧
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