相続問題に関する質問①


質問

私は5人兄弟の長男です。独身の妹が死亡し預貯金2200万円が残りましたので葬祭費用や今後の法要等の諸費用を残し1600万円を4人で分割し相続することにしました。(不動産はなし)

死亡した妹は3番目で長兄(75歳年金生活)次兄(72歳年金生活)下の妹2人はパート収入あり(資格確認は行政書士に依頼し認定されました)

以上のような場合、税金の確定申告は必要でしょうか?国税庁のHPを開きましたが理解できずメールしました。

弁護士

弁護士の回答

 

ご質問の件ですが、結論としては、相続税の申告は不要でしょう。

相続税は、基礎控除額である3000万円+(600万円×相続人の数)を超える場合にのみかかります。

今回いただいた情報では、5人兄弟の一人がお亡くなりになり、ご兄弟4人が相続人ということですので、3000万円+600万円×4=5400万円を超える場合でなければ、相続税はかかりません。
残っていた財産が2200万円ということですので、この基礎控除額5400万円を下回る額ですので、他に財産が3200万円以上なければ、相続税はかかりません。

ただし、「生命保険金」や、亡くなった方が3年以内にした贈与(相続人に対する贈与に限りません)も、相続税の計算上対象となりますので、注意が必要です。

ご心配であれば、一度資料等をお持ちになってご来所いただければと思います。

 

 

質問
被相続人が亡くなって今年七回忌を済ませましたが、未だに家庭裁判所で兄弟6人で相続争いをしています。そろそろ審判が下ると言う事ですが、内容に不服が有ります。
私は当初から弁護士を立てていましたが4年前に弁護士が急死した為、裁判所から届く書類に自力で答えてきました。しかし、特別受益など、認める所は認めましたが、他の兄弟は虚言を並べ立て認めません。早く終わらせたい気持ちはありますが、納得いかない気持ちもあります。不服申し立てなどは長引くばかりなので望んでいませんが、このまま提示された分配されるしかないのでしょうか?
弁護士

弁護士の回答

 

弁護士を就けずに、審判を戦われてきたということで大変だったと思います。

提示された分配が適正かどうかなどは、細かいお話をお聞かせいただかないと判断できません。
もし審判の内容に不服がある場合には、抗告といって、高裁に再度判断をしてもらうことはできますが、
第一審で決まったことが高裁で覆ることは多くはありません。

現在、特別受益を争っているということですが、
例えば、被相続人や相手方の預貯金通帳の開示を求めたり、調査したりはしましたでしょうか。

一度、ご来所いただければ、より適切なアドバイスができると思いますので、
お電話いただき、相談の予約をしていただくのがよいかと思います。

 

 

質問
相続放棄はすべて完了しました。相続財産管理人の申立をまつ状況です。
実家が自営業をしてまして、私は会社員です。借地建物や融資等の問題で大変悩みましたが手続きに入りました。
問題は 支払い途中の器具を支払いできなければ、回収しますとの事でした。
契約名義は妹だと思いますが、親の名義のものなどもあります。
この場合は 回収された場合は相続放棄が破棄されるのですか?
現在同一の管理のもと整理をしています。
ちなみに、少額の火災保険はかけています。
弁護士

弁護士の回答

御相談ありがとうございます。

今回、被相続人等、事情が不明確なため、アドバイスが適切には出来かねます。

相続放棄をしたとのことですから、亡くなった方の名義のもの、所有していたものを相続人の意思で処分(売却や廃棄など)しなければ問題ありません。

相続財産管理人がつくまでは、相続放棄をした相続人が財産管理をしなければならないので、早期に管理人をつけた方がいいかと思います。

 

 

質問
【背景】
母に対するDVなどが原因で15年ほど別居していた父が、亡くなりました。私も必要要件以外はほぼ連絡を取っていませんでした。
通夜や葬儀、入院費の清算は父の姉が行いました。また、10年ほど前から付き合いはじめ、3年前から死亡まで同居していた女性がいたようです。
父の姉から遺言書はないと聞いています。

【トラブルの内容】
①父の姉が父の通帳を預かったそうで死亡前に750万、死亡後に700万、合計1450万引き出しています。
入院・手術費・葬儀代・今後の法要代と聞いていますが、詳しい明細は分かりません。

②同居女性は、父が死亡前に50万、死亡後に60万引き出しています。通帳の明細を見て気付き、すぐに凍結しました。
父の姉に尋ねると、推測ですが死亡前は父にキャッシュカードを預かり頼まれたのでしょうと。死亡後は、口座が凍結されると思って女性が自身の生活費を引き出したのでしょう。

【相談したいこと】
①弁護士への直接相談も視野に入れておりますが、まずは角を立てずに明細を聞く方法はございますでしょうか。

②法的に見ると、父から口頭で了解を得ていたとしても、明細を法定相続人に伝えず大金を引き出したまま、というのはいかがなものなのでしょうか。

③例えば、「今後の相続の手続きや確定申告などで必要になると専門家に言われているので領収書を送ってほしい」と聞くのはおかしいでしょうか。
相続の手続きについてはまだ勉強中ですが、実際に必要になるのではと思っております。

弁護士

弁護士の回答

 

ご相談ありがとうございます。
各質問へのお答えは以下のとおりです。

① 明細については、ご質問③にあるように聞いていただいたら良いかと思います。相続人が入院費や葬式費用を気にするのは当然ですし、確かに、相続税の計算や遺産分割の際にはそれらを開示してもらわないと適正に判断できません。なお、死亡後に相続財産から引き出すこと自体が不当利得となり問題があります。

② 同居していたとはいえ、死亡後の引き出しは問題があります。この程度では警察が動いてくれるものではないですが、窃盗罪が成立しうると思います。

ご相談の件は、葬儀費用等を遺産から支出していいかなどの問題が多くありますので、一度ご来所いただいての相談が望ましいかと思います。

 

 

質問
はじめまして、50歳会社員です。家族信託につきまして、ネットで調べてみましたが具体的にどうしたらベストであるのかが分からずアドバイス頂けますでしょうか?状況は、以下の通りです。
両親が父(今年79歳)の持ち家で隣町に住んでいます。昨年9月から父が怪我で病院入院、リハビリ期間終了後、前月上旬からはショートステイ施設に入居していました。以前から隣町の家と土地は父から私に譲られる、という事で県外在住の弟含め家族の合意がありました。入居途中、父は要介護4の認定を受け ステイの契約期間が終わりましたらデイサービスにお世話になりながら自宅で生活する予定でしたが、状況から母と私と妻の協議の結果、父が自宅で生活するのは無理、と判断し 父も合意のうえ母が父の特別養護老人ホーム入居の申し込みを致しました。認知症と診断されると、家族信託や遺言書の手続きさえも出来ないと知り、隣町の父の家の件は、急ぎ対応が必要であると思いましたので、ご相談させていただきました。
宜しくお願い致します。
弁護士

弁護士の回答

 

問い合わせ有難うございます。
今回、不動産をお父様から譲渡するためにどのようにすべきか、というご質問という理解でご説明します。

まず、家族信託は今回の件で用いるメリットはありません。
もし、現在は認知症等ではなく、お父様がしっかりされているのであれば、
単純に遺言を書いていただき、お父様からあなたへ相続させるのが一番簡単でしょう。

遺言は、主に、自筆証書遺言と公正証書遺言があります。
しかし、要介護4の状態ですと自筆ですべて書く自筆証書遺言は難しいでしょう。
公正証書は自筆の部分は署名押印のみですので、公証人に施設に出向いてもらい、公正証書遺言を作成するのが良いと思います。

また、遺言を作成する際には、その時の判断能力があったということを残すために、
医師から診断書などをもらっておくことも一つです。

なお、お父様からあなたへ生前贈与をするという方法もあります。
しかし、その場合には贈与税が問題となりますので、相続時精算課税制度を用いるなどしたほうがよいでしょう。

今回の件では、遺言の内容によっては遺留分が問題となったり、
税金の問題が生じる可能性もありますので、一度ご来所しての相談をおすすめします。

 

 

初めまして。ひとつ確認したいことがあります
私の兄の件ですが、年は65歳 無職で数年前に離婚をしています
子供は二人娘で41歳と38歳で41歳は別居中です
兄は昨年体調を崩し病院で入院そして退院したのですが、
今年の1月初旬に病院代の督促状が私の父親宛に来ました
両親も兄の借金を今までに約900万円ほど支払い、実家も売り払い
今は父親はアパート暮らし、母親は施設です生計は年金暮らしで貯えもありません
病院代の督促状 病院代を父親が払わなくてはいけないのですか?
もし、払わなければどうなるのですか?
弁護士

弁護士の回答

 

ご質問有難うございます。

結論から申し上げますと、
お父様がお兄様の入院について契約者となっていたり、
お兄様の保証人にでもなっていない限りは支払う必要はありません。

ただ、もしお兄様が亡くなって、相続となった場合には、
相続人が借金も引き継ぐことになります。

お兄様にはお子さんがいらっしゃるとのことなので、第一順位の相続人はお子さんたちになりますが、
もしお子さんたちが相続放棄をされた場合には、第二順位のお父様が相続人となるため、
お父様がお兄様の借金を引き継ぐことになってしまいますので、相続放棄が必要となります。

相続放棄については可能な期間が3か月と決められていますので、その際は早めに当事務所にご相談ください。

 

 

平成10年7月に父が亡くなりました。相続人は母、子供4人です。長兄は父の事業を手伝い、父母とも同居していた為、母の生活が困らない様にと言って書類に署名・捺印をさせ後日、印鑑証明書を渡しました。平成28年母が死亡し遺産分割の際、父の名義だった株式が平成11年3月には長兄に名義変更されていた事が解りました。
長兄は、父の遺産を開示する事も無くむろん分割協議も行っていません。署名・捺印した書類が遺産分割協議書だったのかと思い長兄に確認をしましたが遺産分割協議書は無いとの事です。又、名義変更については母が行ったので解らないと言っています。
現在、裁判所で調停を行っています。調停で株式も分割の対象になるのではないかと言いましたがそれは調停では決められないとの事で調停は不成立になるそうです。訴訟も考えていますが、名義変更しました株式は分割の対象となりますか。
弁護士

弁護士の回答

 

1 遺産分割の対象について
長兄さん名義の株式については、原則として、遺産分割の対象とはなりません。
遺産分割の対象となる財産は、分割時に存在する遺産でなければなりません。
そして、長兄さん名義の株式は、すでに処分された遺産にあたるため遺産分割の対象とはならず、2のとおり訴訟の手続きにより解決すべき問題となります。
もっとも、長兄さんを含め相続人全員の同意がある場合には、例外的に、株式も遺産分割の対象となります。ただし、現状として、長兄さんは同意しない可能性が高いのではないかと思われます。

2 訴訟をする場合について
株式について訴訟をする場合、①株式を自己名義に変更するために、株主権の確認及び名義書換手続を求める方法、および、②長兄さんの行った株式の名義変更が不法行為ないし不当利得にあたるとして、自己の法定相続分(8分の1)の株式評価額に相当する金銭を請求する方法があります。
①の方法をとる場合、長兄さんに加えて株式発行会社が訴訟の相手方になりますので、②の方法をとる場合よりも手続きが煩雑になり、解決に時間が多くかかることになります。また、仮に、株式が市場で流通している場合には、②の方法で取得した金銭で同じ会社が発行している株式を取得することが可能です。
したがって、長兄さん名義になっている株式そのものを取得したいという特段の希望がない限り、②の方法を執ることをお勧めします。

H28.11.25に私の母が死去し、現在相続人3人(子である私の兄(長男)と私(長女),母の2番目の夫。)で遺産分割について協議中です。母と2番目の夫との間に子はなく、相続人は最初の夫の子である私たち兄弟2人と2番目の夫の3人のみです。
法定相続分では配偶者が母の遺産の半分、残りの1/2を私たち兄弟が1/4ずつ分けることになりますが、母名義の預金のほかに、共有名義でもない100%2番目の夫名義であるマンションも母が頭金の一部を出しているので、たとえ共有名義ではなくても、母の財産の一部に含まれるのだと兄が別の弁護士から聞いた話として主張しています。それは本当でしょうか? ちなみに「頭金の一部を母が出した」というのは兄が母から伝え聞いた話のみで、証拠になる資料はありません。
2番目の夫が母の死去に対し、粗末な葬儀しかしてくれず納骨も未だにされず、母名義の預金明細開示に非協力的で、2つの銀行の口座の合計240万円ほどを開示して、それが死亡時の母の全遺産だから早く遺産分割協議書に同意しろと主張していますが、遠方に住んでいる為に(死去時に住んでいた住所は関東。現在も2番目の夫がそこに住んでいる)、私たち兄弟が母の預金がどの銀行にいくらあるのか、調査ができません。
兄が弁護士に聞いた話として、共有名義でなくても2番目の夫がH27.1月に買って母と一緒に住んでいたマンションが夫婦共有の財産として母の遺産の一部になると主張して、公務員を退職して比較的多額の資産を持っている2番目の夫の財産分与をほのめかして、兄と私の居住地である福岡での「調停」に持ち込みたい様子ですが、共有名義でない不動産も母の遺産の一部だと言える というこの話が本当かどうか、確かめたくメールをお送りさせていただきます。ちなみに、母とこの2番目の夫が結婚したのはH6.3月です。母は再婚後、パート勤めをしていた時期もありますが、大半は専業主婦でした。
マンションが母の遺産に含まれないとなると、母の遺産の総額は預貯金のみで数百万円程度と多くないので、弁護士に相談とは言ってもお金をかけられない為、無料相談で失礼いたしますが、ご回答よろしくお願いいたします。
弁護士

弁護士の回答

 

1 マンションについて
2番目の夫名義のマンションは、遺産分割の対象とはなりません。
民法762条1項は、「夫婦の一方が婚姻前から有する財産及び婚姻中に自己の名で得た財産は、その特有財産とする。」と定めているところ、2番目の夫名義のマンションは、2番目の夫の特有財産となります。これを夫婦間で清算する手続きとしては、離婚に伴う財産分与及び相続があります。
そして、相続手続きの中で、2番目の夫名義のマンションを夫婦間で清算するには、2番目の夫が先に亡くなり、お母様が相続することが必要でした。今回は、残念ながら、お母様の方が先にお亡くなりになったため、夫婦間で2番目の夫名義のマンションの清算手続きは起こらないということになります。
したがって、今回は、2番目目の夫名義のマンションは遺産分割の対象とはならないことになります。

2 財産調査について
預貯金口座の調査については、相続人であれば、ほとんどの金融機関に対し、任意照会をすることが可能です。お母様は関東に住んでらっしゃったとのことですので、県内でよく利用されている金融機関に対して照会手続をとるべきだと考えられます。
預貯金口座の照会に必要な資料は金融機関により異なりますので、詳しくは金融機関に問い合わせていただくことにはなりますが、基本的には、①照会申込書、②被相続人の死亡の事実がわかる戸籍の写し、③相続人と被相続人の続柄がわかる戸籍の写しが必要となります。
ご自身で預貯金口座の照会をすることは十分に可能ですが、必要となる戸籍の取得手続及び照会手続には煩雑な面があるため、場合によっては、弁護士に財産調査を依頼された方がよいかもしれません。

3 調停の管轄地について
遺産分割調停の管轄裁判所は、相手方の住所地又は当事者が合意で定める家庭裁判所です(家事事件手続法245条1項)。
今回、相談者様かお兄様が福岡県内の家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てる場合には、遺産分割調停が福岡で行われます。
なお、2番目の夫が遺産分割調停を申し立てる場合にも、福岡で調停が行われますが、2番目の夫がお母様の遺産を管理している以上、2番目の夫が自ら遺産分割調停を申し立てる可能性は現実的には乏しいです。

 

 

1、独身の叔父が死亡、遺言書には叔父の妹二人に全財産を譲るとあった、叔父には配偶者、子供もいない、おいめいに遺留分の請求は出来ますか。
2、独身の叔父がめいと養子縁組をしたその一年後叔父が死亡、しかし遺言書には叔父の妹二人に全財産を譲るとあり、その遺言書を
養子となっためいが焼却し遺言書が無かったように工作するも、遺言書のコピーが見つかりこの件で、原告妹二人、被告は焼却しためい一人のはずが、全く関係ない相続人権利者までが被告人扱いで裁判所から裁判の進行状況が文書で送られて来ていました、最終的に妹二人が持っていたコピーが自筆(筆跡鑑定済)として原告側の勝訴と成りました、最後にこの裁判費用は被告全員で案分支払いとあり、驚いています、この裁判は養子縁組しためいと原告妹二人の相続財産権の争いで、なぜ関係ない相続人にまで費用の負担が発生するのでしょうか。宜しくお願い致します。
弁護士

弁護士の回答

 

・ご質問1について
遺留分を有するのは、兄弟姉妹(兄弟姉妹の子を含む)以外の相続人です。
したがって、叔父様がお亡くなりになり、その遺産を妹二人に譲るとの遺言書があったとしても、叔父様のお兄様またはお姉様のお子さんが遺留分減殺請求をすることはできません。

・ご質問2について
1 訴訟費用の負担
おそらく、叔父様の妹二人が遺言有効確認訴訟を提起し、あなたは当該訴訟の被告の1人になっていたのだと思われます。
そして、訴訟費用は敗訴者負担とするのが裁判所の運用になりますので、敗訴した被告の1人であったあなたが訴訟費用の一部を負担するとの判決になっていると考えられます。
今回は、仮に遺言が無効となった場合には、あなたにも相続分が認められた事案ですので、あなたを被告の一人とする訴訟を提起することにつき、法律上の問題があったわけではありません。
したがって、あなたには、訴訟費用の一部を負担する義務があるということになります。

2 姪の遺留分
養子縁組した叔父様の姪の方に関しては、叔父様との間に親子関係が存在しますので、遺言書を焼却しなければ、遺産の4分の1に相当する遺留分が認められ、遺留分減殺請求をすることが可能でした。しかし、遺言書を焼却した場合、相続欠格事由が存在するため、遺留分減殺請求することができなくなってしまったという状況になります。

 


なぜ弁護士に相談すべき?