相続した土地の評価~路線価と倍率方式


悩む男性のイメージイラスト相続した土地の評価はどのように行うの?

 

路線価の付されている地域については、路線価方式で評価し、それ以外の地域については、倍率方式により評価します。

 

評価の原則について

解説する男性のイメージイラスト相続税法は、原則として相続により取得した財産の評価については、その取得時の「時価」により評価するとしています。

したがって、条文の文言に従えば、「時価」で評価することとなります。

しかし、土地等の評価について、納税者の申告の便宜や課税の公平性の観点から、なるべく簡易かつ的確に土地等の評価額を算定して申告することができるよう、財産評価基本通達として路線価等を予め定めて、これを毎年公表しています。したがって、実務上はこの路線価で判定するのが基本です。

 

時価の時点について

原則として、相続または遺贈により財産を取得した時点、すなわち、被相続人の死亡の時となります。贈与の場合は、契約その他の法律的原因に基づき財産を取得した日となります。

 

土地等の具体的評価方法について

【評価単位について】

土地および土地の上に存する権利の価額は、地目別に評価をします。

この地目とは、登記簿の地目にかかわらず、課税時期における土地の利用状況により判断します。

【宅地の評価単位について】

宅地は、自用、貸付の用、貸家の用等の利用の単位となっている1区画の宅地を評価単位とします。また、原則として、貸付先ごとに別単位とします。

 

 

倍率方式による評価方法について

計算のイメージイラスト倍率方式とは、評価をする宅地の固定資産税評価額に、国税庁が定めた一定の倍率を乗じて計算した調整金額をもって評価額とする方法です。

国定資産税評価額は、市町村長等から固定資産税評価証明書又は名寄帳等の交付を受けることにより把握することができます。

また、毎年5月ごろに市町村長等から送付される「国定資産税課税通知書」でも記載されています。

 

倍率方式具体例

電卓のイメージイラスト固定資産税課税明細書の「課税標準額」に3000万円と記載されており、当該土地の倍率が1.2のとき。

土地評価額:3000万円(価格)×1.2=3600万円

以上から、倍率方式で土地の評価額は3600万円となります。

なお、路線価や倍率表は国税庁のホーム・ページからも確認できます。

 

 

 

 

 相続税の算定方法  相続した土地の評価~路線価と倍率方式
 相続したアパートの敷地の評価  相続した建物の評価
 相続した株式の評価  相続した生命保険の取扱い
 亡くなった親が子に保険をかけていた場合  被相続人の退職金の取扱い
 借金があると相続税はどうなりますか?  葬式費用の扱い
 被相続人が会社経営者の場合の相続税