遺言執行者とは?


状況

083782私の家族は、父、母、兄、私です。

先日、父が亡くなりました。

父は遺言を残しており、その遺言で、遺言執行者としてB弁護士が指定されていました。

そもそも、遺言執行者とはどのような人なのでしょうか。

また、今後、遺言執行者であるB弁護士は今後どのように手続を進めていくのでしょうか。

 

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遺言執行者の権利・義務

今後、遺言執行者であるB弁護士が、民法上はお父様(被相続人)の代理人の立場から、お父様の遺言の内容を実現することになります。

まず、遺言執行者は、相続財産の管理や遺言の執行に必要な一切の行為をする権利義務を有し、そのために相当かつ適切と思われる行為をすることできます。

 

遺言執行者は、中立であることが求められますので、たとえば、相続人の1人であるあなた個人の代理人となることはふさわしくないと考えられています。

同じ理由で、あなたのお母様やお兄様の代理人になることもふさわしくないと考えられています。

 

遺言執行者がいる場合、相続人は、相続財産の処分その他遺言の執行を妨げるべき行為をすることができないと民法上定められていますので、相続財産には手を触れず、遺言執行者から協力を求められれば必要な協力をするようにしましょう。

 

遺言執行者の仕事

 073891遺言執行者は、

・相続人と相続財産の確認、管理

・財産目録の作成、交付

・遺言の有効性の確認

などの作業をまず行います。

 

そして、遺言執行者による執行が必要な遺言事項を確認し、そのとおりに執行を行います。

たとえば、遺言に、DさんにX不動産を遺贈する旨が記されていた場合には、B弁護士は、Dさんに対し、速やかに通知・説明し、必要な登記移転手続等を行います。

 

遺言執行者の報酬

遺言執行者、相続人、受遺者に特に異論が無ければ、遺言書の定めに従い、報酬を支払います。

もし、報酬額に関する不服がある場合は、当事者間で協議するか、あるいは遺言書で定められる報酬額をめぐり、家庭裁判所へ審判の申立てを行うことになります。

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遺言執行者は、被相続人の意思を実現するために、適切な活動を行います。

遺言作成に当たり、遺言執行者の指定を行うことも少なくありません。

遺言書や遺言執行者に関してお困りの方は、ぜひ一度当事務所にご相談ください。

 

 

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