遺言書があるか調査できますか?



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被相続人が生前に遺言書を作成していた場合でも、被相続人が生きている間は遺言書の存在自体を知らせない、遺言書の内容を教えないということは少なくありません。

その理由としては、被相続人が生存中の争いが起こらないようにするため、被相続人が一定期間ごとに遺言書を書き換える予定であるため、一部の相続人による偽造等を防ぐためといった理由が挙げられるでしょう。

 

解説する男性のイメージイラストそのような場合、相続人は、被相続人が遺言書を作成しているのか、また作成しているとしたらどのような方法で作成したのか把握できないという問題に直面することがあります。

 

ここで、被相続人が遺言書を作成しているかわからないときの調査方法として、まず、被相続人が自筆証書遺言を作成していた場合について考えてみましょう。

この場合は、かなり手間ではありますが、被相続人の身辺整理をする等の方法により探す他ありません。

 

他方で、被相続人が公正証書遺言を作成していた場合には、公正証書遺言の原本は、公証役場に保管されているため、登録された遺言を検索することが可能です。



そのため、被相続人が公正証書遺言を作成したと発言していたにもかかわらず、遺品の中に公正証書の正本等が見当たらない場合には、公証役場に遺言の検索を依頼して探してもらうことになります。

 

 

そして、公正証書遺言は、被相続人が生存中は被相続人本人のみしか検索することができないようになっていますが、

被相続人の死後には、相続人、受遺者は、どの公証役場でも調査を依頼できるようになっています。

 

必要書類のイメージ写真
調査を依頼するに際しては、

①被相続人の死亡した事実のある戸籍謄本

②自分が相続人であることを証明する公文書等の資料や受遺者であることを示す公正証書遺言書の写し

③本人確認書類

を提出又は提示する必要があります。

 

以上のように、公正証書遺言を作成していたはずだけれど、遺言書がどこにあるかわからないといった方は、是非一度お近くの公証役場に行かれることをお勧めいたします。

 

 

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