子どもが相続放棄した場合、孫は相続を受けることができますか?



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d9492e9d6326728479348aa8e736ce6f_s相続放棄の場合、孫は相続を受けることはできません。

 

相続人は、相続開始の時から、被相続人に属した一切の権利義務を承継します。

 

しかし、相続人によっては、被相続人から相続を受けることを潔しとしない人もいます。

 

そこで、民法は、相続するか否かについて、相続人に選択の自由を認めています。

すなわち、民法は、相続人に一定の期間(熟慮期間)を区切り、相続財産を負債を含めて全面的に承継するのか(これを「単純承認」といいます。)、反対に財産の承継を全面的に拒否するのか(相続放棄)、相続した資産の範囲内でのみ債務などの責任を負うのか(これを「限定承認」といいます。)、いずれかを選択できるようにしています。

 

ご質問の「相続放棄」とは、相続人が相続開始による包括承継の効果を全面的に拒否する意思表示です(民法938条)。

 

相続放棄の手続は、相続人が自己のために相続が開始したことを知ったときから3か月以内に、家庭裁判所にその申述を行います。

 

【具体例】

被相続人Xさんに、子Aと子Bがおり、Aには子Cがいる場合

Xが死亡し、AとBがXを相続したが、Aは、家庭裁判所で相続放棄をしたとします。

この場合、Xの孫であるCがXの遺産を相続できるかを例とします。

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相続放棄をすると、その相続に関しては最初から相続人にならなかったものと扱われます。

したがって、代襲相続原因となりません。

放棄者であるAに直系卑属であるCがいても、CはAを代襲することはできません。

したがって、上記の例では、相続人はBのみとなります。

 

 

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