亡くなる3日前に再婚した女性の相続権はどうなりますか?



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解説する女性のイメージイラスト父が、ある女性と再婚して3日後に事故で死亡しました。

法律によると、妻は夫の相続人となる資格があると思いますが、この女性の場合、妻だったのは3日だけで、夫婦として暮らした期間があまりに短いです。

父は、父名義の不動産など多数有していたため、私を含む親族全員が、今後の相続問題を心配するとともに、この女性に本当に相続権は認められるのだろうかと疑問に思っています。

このような場合にまで、この女性に相続権は認められるのでしょうか。

この女性にも相続権が認められます。

日本では、年齢などの要件を満たした者が、婚姻の意思をもってその届出を行えば、婚姻が成立します。

したがって、あなたのお父さんも、結婚する意思をもって婚姻届に署名押印し、その届出が提出されていたのであれば、その女性は間違いなくあなたのお父さんの妻になります。

そして、あなたの言う通り、民法では、妻には夫の相続人の資格が認められています。
これには、婚姻期間が長いとか短いとかの定めはありません。

したがって、たとえ婚姻期間が1日しかないものであっても、50年以上あるものであっても、妻の相続分は等しく認められるのです。

 

花相続人があなたとその女性の2人しかいない場合は、あなたとその女性に2分の1ずつ相続権が発生します。

したがって、あなたはお父さんが残した不動産を、その女性とどのように分けるか話し合う必要があります。

この事案のほかにも、年老いた闘病中の男性が、亡くなる直前に女性と入籍するなどして、納得いかない男性の親族ともめるケースも聞かれます。

しかし、男性に婚姻意思がある状況で、その届出がなされている以上は、妻の相続権を覆すことはできないと考えられます。

ただし、もし男性が遺言を残していたなどの事情がある場合には、遺言の内容により相続分とは異なる割合で相続できることも十分考えられます。

 

このような相続に関するトラブルでお悩みのかたは、ぜひ一度、相続専門の弁護士にご相談されることをおすすめします。

 

 

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