事例 相続人の成年後見人を申し立てて遺産分割調停を成立させた事案


状況

被相続人 73歳で死亡(夫・Aさん)  遺産:不動産(自宅・時価4000万円)
相続人 配偶者(妻・Bさん)ほか兄1名(Cさん)
相談者 Cさん(亡さんの弟)

 

相談の経過

Aさんが亡くなり、CさんはAさんの遺産を相続しました。

しかし、他の相続人のうち、Aさんの妻Bさんは、高齢のため、介護施設に入居しており、判断能力がありませんでした。

そのため、Cさんは、遺産分割を行うことができず、弁護士に相談しました。

 

弁護士の関わり

受任後、Bさんについて、成年後見の申立てを家庭裁判所へ行い、成年後見人を選任してもらいました。

そして、成年後見人をBさんの法定代理人として、遺産分割調停を申し立てました。

調停では、遺産である不動産を売却し、売却代金を法定相続分(Cさんは4分の1)どおり分けるという内容で合意が成立しました。

後日、Bさんは、約1000万円を取得することができました。

 

補足説明

相続人のうちの1人でも判断能力がない場合、そのままでは遺産分割ができません。このような場合、成年後見人を選任してもらい、手続を進める必要があります。

 

解決事例一覧